周辺環境や建物の構造に着目しよう

ハエや蚊、ゴキブリなどの不快な害虫。自分の生活空間からは、できる限り排除したいものです。そのためには部屋をこまめに掃除する、虫の侵入経路を防ぐ、殺虫剤を散布するといった対策が必要となります。しかし集合住宅だと、共有部分にまで害虫対策をするのは困難でしょう。賃貸住宅を借りるなら、初めから害虫の出にくい物件を選ぶのが正解です。

選び方としては、まず立地に着目して下さい。例えば近くに草木が生い茂っている空き地や公園、池や川など蚊の発生しやすい水場のある物件は避けましょう。また商業施設なども害虫の餌場となりやすく、特に1階が飲食店が入っている集合住宅は、虫が出やすいので要注意です。建物の構造に関しては、気密性に優れた鉄筋コンクリートが良いでしょう。木造だと隙間が出来やすく、そこが虫の侵入経路となるからです。

高層階の部屋や、風通しの良い部屋がおすすめ

同じ建築物でも、低層階より高層階の方が虫の侵入を防ぎやすくなります。具体的には5階か6階以上の部屋が良いですね。そのくらいの高さになると、蚊など小さな虫が自力で飛来しにくくなるからです。もっとも外から荷物と一緒に運ばれて来たり、排水口や排気口を伝ってゴキブリが侵入する可能性はあります。

それでも低層階と比べれば、虫に出くわす確率がかなり低いのは間違いないでしょう。逆にもっとも虫に侵入されやすいのは、1階の部屋です。また1階は地面からの湿気が伝わりやすく、防犯上、窓を閉め切る時間も長いため、虫の好む環境となってしまいます。やむを得ず低層階に住むなら、日当たり良好で風通しの良い部屋を選びましょう。

北海道は札幌市に仕事や学校が集中し、人口が増えたために賃貸利用者が増加し、持ち家率は低くなっています。札幌中央区の賃貸では、築年数30年以上の木造ワンルームであれば、家賃の安い物件を探すことは可能です。